皆様いかがお過ごしでしょうか、作者のT.Fです。
しばらく更新が遅れていましたが、ようやく物語の続きを載せることができました。
緊張する環境の中で毎日をこなしてゆくようにしていると、現実の状況が何より重要に感じます、
感じるようになります。 最近の私は数年前よりも、少し厳しい考え方になったように思います。
つまり、何か、信じる心をだんだんなくしているように思うのです。
物語の中の「えなな」は自分自身の正直な思いから生まれた人です。それなのに今は少しだけ、
えななの考え方と自分に距離がある気がするのです。それが辛く感じます。
「あんな人は実際にはいない」という感じが、疑う気持ちが圧迫してくるのです。
しかし本音ではやはり、誰かと分かり合えたり、幸せな結末の可能性を信じていたいのです。
現実の出来事に強く叩かれても、やっぱり信じることを許す心をがんばって取り戻さないといけないと思っています。
「えなな」は自分から生まれた人ですが、それは過去に私に優しい想いをくれた人達がいてくれたからなんです。
今はもう去っていった人でも、その時の想いは、確かに本当のものだと今でも信じることができますから…………ね。
2013.7.2 雨の降る梅雨の夜に
|